ストラネード 斜めの竜巻絞りの制作ストーリー

制作|2018/03/17 posted.

最近は、インスタグラムやFacebookでの更新ばかりで、すみません><!
先日、お客様からストラネードのお召しになっていただいたお写真を拝見しました!すっごく素敵です!!

MoMoさん(@mo.mo_100)がシェアした投稿

↑Instagramのお客様の絞りの部分は別注で全て斜めの竜巻絞りです。(*^^*)

ストラネードは、今までにない(MoMo調べ)反物の縦方向に対して、斜めの竜巻絞りをしています。


通常の生地に対して縦の竜巻絞りのやり方は、反物の端から端までをたたみ、芯とともに糸を巻きつけていきます。

↑絞り終わった生地の写真。

このやり方を生地に対して斜めにたためば、できると思うじゃないですか…?
私もそうでした。
論より証拠。こうなります。

↑私が試しにやってみた時の実際の写真。

絞り職人の大須賀さんに試作をお願いして「1mでストップしました」と伺った時は、正直信じられなくて、自分でやってみました。
結果、生地の端がヒラヒラとして、きれいにたためませんでした。
1mでもできた大須賀さんはやっぱりすごかったです。
もともと、竜巻絞りにしようと思ったのも、大須賀さんが得意な竜巻絞りでやりたいと思ったからです。
竜巻絞りは変える気はなくて、どうしようか…と悩みました。
縦と横だって、竜巻絞りでストライプは表現できます。

試作の期限が迫り焦るなか、思いついたのは、会社のお昼休憩にひとりで悩みながら資料を読み漁っていた時です。
縦と横のドレスをみて、斜めのラインが浮き出ているのが気になりました。

その場ですぐに、手帳についていた付属の紙で試してみました。



↑実際の写真。

嬉しくて、すぐに大須賀さんに写真を送ったのを覚えています。
5は扇子をたたむように布を折り曲げていきます。ストラネードに時折、太い筋が出るのは端の方だからです。
私はこれがアクセントとなると思ったので、そのまま採用しました。
もちろん、これは原理で、全くこの通りだけではきれいに染まらず、あとは職人の方々が調整してくださっています。
そこは、プロの世界ですので、誰にでもできるわけではありません。

 

最後に、なぜ私が絞りの技法を隠さずここに書くかですが、有松鳴海絞りは国の伝統工芸品に指定されており、伝統は受け継ぐものだと有松の方々に教わったからです。
絞りの種類は400種を超え、中には今では再現できない絞りもあるそうです。
それは、すごくもったいなくて、悲しい話だと私は思います。
なのでこの技法を隠して、この絞りをなかったことにはしたくない。
願わくば、有松鳴海絞りの技法のひとつにして欲しいと思っています。
例えるなら、神話で星座の一つとして空にあげて欲しいという気持ちです。
そういう想いで今回の記事を書きました。

 

けど、最初は私たちがやりました(*^^*)って思ってますけどね!笑

 

MoMo